Our story 【#009】 スタッフ経歴 〜 糸屋さん(H編) No.6 〜
|前回 No.5からの続き
そういえば一時よく危険な車が工場にきてたました。
まっ黒に塗られたあの護送車みたいな車。
愛国心満載の尊き文言が白い文字で書かれてる。。。
必要以上にメッセージ伝えるためのスピーカー搭載してあって。。。
工場の入り口入ってきてね、
「おりゃ、金返せー!」言うんですよ。。。
夜勤の時も早い目の時間帯たまに来ることあって、「これはヤバいかもな。」って思いながら働いてたの思い出します。
なんてったって1人ですからね。
腹をくくっていたというか、あきらめ半分でひた向きに作業に徹していた若き日のぼく。
今振り返ればですが、よくやったっと褒めてあげたいです。
さてさて、そんなこともあったからでしょうね。
だだの引っ越しではなくて廃業になりました。
居なくなった社長の息子さん、アカンところから大金借りてたみたいです。
最終的には当時勢いのあった、大手の糸メーカーの子会社として一部事業を継続することになったのですが、
じぶんの思う居場所じゃなくなったんで、工場を去ることにしました。
数年後、その子会社もまた廃業してしまい「梅津繊維」はなくなってしまったのですが、
「梅津繊維」最後の社員として働けたこと 誇りに思い歩んでおります。
Written by staff H
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Our story 【#008】 スタッフ経歴 〜 糸屋さん(H編) No.5 〜